膝を曲げる時に大切な働きをする「膝の靭帯(後十字靭帯)」 -宮崎市清武町のしみず整骨院-
宮崎市清武町のしみず整骨院です。
今日は、膝を曲げる時に大切な働きをしてくれる
「後十字靭帯(写真の赤丸↓)」
という膝の靭帯について解説していきます。
プロメテウス解剖学アトラス から引用
後十字靭帯の主な働きは、
・膝関節後方の安定化
になります。
※下の写真↓のように膝を曲げる際に脛骨(ひざ下の骨)が後方へ滑る動きに制限(ブレーキ)をかけてくれます。
また、
膝を曲げる時(しゃがむ動作・スクワット動作)に後十字靭帯が適切に緊張することで、膝関節の動きがスムーズに動いていきます。
これが、後十字靭帯が損傷することで、大腿骨(太ももの骨)が脛骨(膝下の骨)とぶつかりスムーズな膝を曲げる動作(ロールバック機構)の妨げになってしまいます。
後十字靭帯を損傷する場合の多くは、
交通事故時
・ダッシュボードに膝をぶつける
・オートバイでの転倒時に膝下を地面にぶつける
などの際に損傷することが多いと言われています。
※後十字靭帯損傷は比較的まれな靭帯損傷ですが、後十字靭帯が損傷している場合は「前十字靭帯」、「半月板」、「後方関節包」などの他の組織も同時に損傷していることが多いとも言われています。
後十字靭帯が損傷していないか?
チェックする検査は以下のような方法があります。
■sag sign■
①上向きで患側(損傷が疑われる側)の足を台に乗せる
②脛骨(膝下の骨)が反対の足と比べて下へ落ち込む場合は「後十字靭帯損傷」が疑われます
柔道整復学・実技編 より引用
※後十字靭帯以外にも膝の靭帯が緩くなっていないか?をチェックする方法はこちらのブログでも解説しています↓
また、後十字靭帯を損傷して時間が経過してくると、
・階段や坂道を下る際の不安感
・しゃがんだ状態からジャンプができない
などの症状が出てくることがあります。
後十字靭帯に問題がある場合、
膝を曲げる動作(しゃがむ動作)を完全に獲得することが難しいことがありますが、当院ではできる範囲で膝を曲げる動作をスムーズにできるよう「施術」や「運動療法」を実施していきます。
※後十字靭帯損傷が疑われる場合、まずは専門の医療機関で検査(X線やMRI検査)・治療(装具療法)をすすめるようにしています。
◾️お問い合わせ(予約制)◾️
※下の番号をクリックして下さい。
施術中は電話に出れない場合がございます。
お手数をおかけしますが、留守番電話にメッセージをお願いいたします。
0985–69–9056
◾️しみず整骨院公式LINE◾️
お問い合わせ・ご予約ができます。
下の写真をクリックして、お友達登録を行って下さい。
※痛みが出たきっかけが不明な場合や症状が慢性的な場合などは「自費診療」になります。詳しくは下の記事をご確認ください↓
0コメント